今を大切に生きるひと

すべては有限だと知る


「私たちは常に時の速さや命の短さを嘆きながら
あたかも命がいつまでも続くかのように振る舞う」

という言葉を、
ローマ帝国の政治家で哲学者のルキウス・アンナエウス・セネカは遺しています。


先週、この言葉をヨーガのクラスの最後にお話致しました。


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嬉しいメール

先日、関東に住むヨーガ・インストラクターの友人から嬉しいメールがありました☆


彼女は、突然原因が分からないまま片目(左眼)を失明し、
見えていた片目(右眼)も昨年見えなくなり、
手術して少しは見えるようになったものの歪んで見えるようで、僅かの視力で日々を過ごされています。


そんな彼女から、たまにお葉書を頂いたり(字を書く練習も兼ねて)、メールを頂いたりします。


今回のメールは、
「紅葉やきれいな景色を見たらasakaさんとヨガしたくなります♪」というコトバと共に、

最近行かれたという千葉県の滝の写真が☆
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どんな景色が

「紅葉の時期は、色が鮮やかで見やすくて外に出てるのが楽しく、
夏みたいに紫外線で目を傷めないので、最近とても調子が良いです♪」

とのことで、ほっとひと安心。


でも今の時期のきれいな紅葉や先ほどの滝の景色、
「彼女の目にはどんな風に映っているのだろう」と思うと胸が締め付けられそうな気持ちになります。



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いつも泣き言やマイナスな発言を一切言わない彼女ですが、以前電話でお話ししたとき、首肩のコリや頭痛が出ていること、不自由さなどを少しだけ聞かせてくれました。


そんなことがあってもキチンと前を向き、
「今」を大切にし、日々を楽しまれ、
ムリの無い程度にヨーガ・レッスンもされていらっしゃいます☆



無限と有限

今、手にしているモノ、
両親、家族、友人、知人、
家、時間、命…。

すべていつまでもあるモノではなく、
いつかは終わる、無くなるモノ。

無限ではなく有限。

でも、ついいつまでもあるような気持ちになり、
無くしてから大切だったことに気づいたり、
限りあるモノだったのだと気づかされたり…。



いつか…

いつか伝えよう。
いつか行こう。
いつか会おう。
いつかしよう。
いつか…ではなく、

過去を悔やむのではなく、
未来を思い悩むのではなく、

「今  この瞬間」を大切に。


日頃から、
すべて「有限」だということを忘れずに*


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明日も穏やか日和の一日を。