おかずの学校

見ても読んでも作っても食べても



今年のはじめに主人がプレゼントしてくれた
「おそうざい十二ヶ月」☆
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暮しの手帖に連載

これは「暮しの手帖」に
昭和31年12月〜昭和43年9月までに連載され、
285種の中から201種をえらんで一冊にまとめ、
昭和44年に発行された本。


今では色々な種類のお料理本が販売されていますが、
当時はお客さま料理だったり、料理屋さんで出す料理や見た目がきれいなものが多かったのだそう。



毎日のおかずを大切に

そういうお料理もたまにはよいですが、
むしろ、「毎日のおかずをもっと大切にして、ほんの少しの心遣いで、ずっと美味しいものを作る」ということを考え、連載がはじまった。

というところに、とても共感☆


以前から気にはなっていたものの、
かなり前に発行された本でしたのでもう絶版になっているのかなと思っていたのですが、


主人が数年前に改訂され、現在も発行されていることを調べてくれ、年始に購入してくれたのです☆



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毎日食卓にならべたい

本当に毎日食卓に並べたくなるような
普通におうちにあるもので作れる素朴で美味しそうなおそうざいレシピが沢山紹介されていて、

使われている器や料理道具もなんだか逆に新鮮で素敵☆

作り方の説明も親切丁寧に書かれていて分かりやすいです。


すでに本に載っていたおかずを5品ほど作り、
早速大活躍♪


この本には、よく「すり鉢」が登場します。
わが家には小さめのすり鉢しかないので、
大きめのすり鉢が欲しくなりました☆





母親にかわって

家庭で食べたいのは料理ではなく「おかず」。

でも料理は料理学校で習えますが、
おかずの作り方は学校で習うものではなく
母から娘、姑から嫁へ伝えてきたもの。

その母親にかわって作られたのがこの本なのだそう。

いわば「おかずの学校」☆



手早く安くて美味しい

春夏秋冬に分けられ、
201種の手早く、安くて美味しいおかずの作り方が載っていて、

花森安治さんのほっこりする手描きのおかずのタイトルや表紙・装画、
色々なご苦労の末 撮られた写真、文章、あとがきも素敵で、

見ても読んでも作っても食べても楽しめるこの本☆



お家の好きな味に変えて

「あなたのお家の好きな味に変えていって下さい」とのこと。


丁寧に大切に作られているのが伝わる温かい気持ちになる本。


ネット時代の昨今、
料理本は中々売れないそうですが、
この本は、親子3代にわたって支持されているロングセラーなのも納得。


まだまだ試してみたいおかずがたくさんあるので、それらをわが家の味にしていきたいです☆



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本日も穏やか日和の一日を。